信濃比叡広拯院と門前屋
大自然に囲まれた満点の星空と、静寂に包まれる園原の里。 |
信濃比叡広拯院とは
天台宗の開祖伝教大師最澄上人が、東山道最大の難所と言われていた、神坂峠を超える旅人の苦難を見かねて、無料の宿泊所・広拯院を建てたのが始まりと言われています。
このことから、当地は比叡山ととても縁が深い場所として知られ、信濃比叡とも言われています。
本堂建立に合わせて千二百年の灯火「不滅の法灯」を分けていただき、間近でお参りすることができます。
修行体験も初心者でも受け入れてもらえますので、申し込みできます。
大火生三昧(火渡護摩)
火渡護摩は、天台修験の最大の修行であり、あらゆる災難を除き諸願を叶えて招福をします。
広拯院の広拯は、民衆を広く拯(すく)うという意味であり、火渡りはそのための修行です。
護摩を焚いた熾(おき)の上を裸足で歩き招福を祈願します。
●毎年2月11日に行なわれます。
●一般の方も自由に参加できます。
わらじ参拝
わらじ参拝は、神坂峠を最澄が歩いて越えた当時を振り返り、わら草履を履き伝教大師ご尊像を参拝していただき、
わら草履に厄を負ってもらうものです。わら草履の奉納も出来ます。
●わら草履は門前屋で入手可能です。
※参拝料(税抜価格)
1名様:500円(わら草履代を含む)
大般若お加持セット1名様:1000円
暮白の滝 皿投げ祈願
暮白の滝は、古代東山道ルート信濃比叡散歩道沿いにあり夕暮れになると、ほの白く見えるロマンの滝で滝見台の上から
願いを込めて皿を投げると望みが叶うといわれています。
●門前屋又はははき木館にて小皿をご購入、お願い事等を書いてください。 1枚200円 (滝見台には置いてありません)。
お寺への行き方
- ここが、参道への入り口です。門前屋の駐車場から登っていけます。
- 参道をほんの数分、千体地蔵の方向に登っていけます。
- 千体地蔵。毎年8月下旬に灯明法要が行われ、幻想的な風景に、満点の星空が広がります。
- 千体地蔵へ行く手前左に、蓮池があります。白蛇お札流し(お札に願い事を書いて池に浮かべる祈願)もできます。
- 春にはあじさいと蓮の花がきれいです。
- 蓮池の蓮の花
- どうぶつ供養のお地蔵様
- 千体地蔵(せんたいじぞう)と賽の河原(さいのかわら)。 皆様のご供養、ご祈願の為に千体地蔵としてお迎えしています。
- 伝教大師最澄上人ご尊像。このご尊像は延暦寺特別許可のもと、比叡山峯道に建つ大師像と同じ鋳型が使用されています。 そのお姿から東国巡錫への強い志がうかがえます。
- 鐘つき堂、そして本堂が奥に見えます。
- 平成28年11月14日、伝教大師東国巡錫1200年(広拯院開山1200年)の節目に、後世に残る篤信者の「一隅を照らす」ご精神により、山門が建立されました。
- こちらが根本中堂(本堂)平成17年建立。翌年瀬戸内寂聴師をお迎えして、本堂の落慶法要が営まれました。
- こちらがご本尊様。厄除け祈願なども相談することができます。
- 蛇紋岩(じゃもんがん)宇賀神将の使者である白蛇の宿る岩です。
- 止観精舎 禅林堂(しかんしょうじゃ ぜんりんどう)。本堂横のお堂にて、座禅・写経・朝粥参拝などの修行体験ができます。
- 静寂な環境の中で自分自身を見つめる一時をお過ごしください。
- 鐘つき堂。園原の里と、山々が見渡せます。
- 平成17年10月23日には信濃比叡本堂(根本中堂)建立に伴い、比叡山延暦寺に最澄の時代から燃え続ける「不滅の法灯」が分灯され、永遠に灯されることとなりました。